メールマガジン「ベトナム株情報」　
VOL.136
2011.7.12

こんなのが欲しかった！「個別銘柄オリジナルレポート」　
不動産から鉄鋼、通信に金融、食品まで、豊富に取り揃えました。

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CONTENTS

01. 商標権の法的な根拠を探る
02. 週間☆アクセス数上位ランキング！
特集（2011年7月4日～2011年7月10日）
03. 噂のうわさ話
　SC5（第5建設）
04. サイゴン・街角風景
　　 Trai Dau Tay （いちご）

01. 商標権の法的な根拠を探る

ペトロベトナムグループ(PVN)やビナコネックス[VCG]、
ソンダ総公社などの大手国営企業は、複数の企業に商標権を
支払うことで商標の使用を認めているが、商標権の法的な根拠を
探って見た。6日付ベトストックが報じた。

多くの企業に商標を使用させてきたPVNは、
2009年6月から「ペトロベトナム」の商標に関するルールを定めた。
コアビジネスに関連性の無い子会社・合弁会社・連結会社へ過剰な出資を
行い批判が集まった同グループは、資金回収を
進めると同時に「ペトロベトナム」の商標使用契約を締結させた。
また、PVNの出資持分が無い企業に対しては「ペトロベトナム」の商標を
外し、社名変更するよう要求している。

PVNが定めた1年間の商標権は、当該企業の年間売上高の0.6％、
最低10億ドン(約400万円)になっている。同グループによると、
商標権使用契約を締結した企業は対象企業148社の内の70社に過ぎないという。

企業法では、有形・無形を問わず、資産（商標）の価値は
投資先及び被投資先との合意、或いは第三者からの適正評価によって
決まることが定められているが、商標権への出資を
定める詳細な法令は無く、投資先と被投資先、
両社の合意に基づいた一般的な出資契約に基づいて実施されている。
したがって、商標権の適正評価は行われておらず、出資額の根拠は
極めて低い。また、多くの場合は無計画に商標使用を
認めているため、商標権の希薄化現象が進んだり、
被投資先の失敗やミスによって商標の信頼性が
低下しているのが現状である。

固定資産の減価償却を定める財政省の通達203号／2009／TT-BTCでは、
商標権を獲得するための費用は無形固定資産ではなく、
当期の経営費用とするように定められている。
つまり、商標権は固定無形資産として認められていない。

法令不備により、商標権を持つ、または商標権を
借りる企業の正当な利益が侵害され、商標権への出資の透明性は
極めて低い状況が続いている。

「7/12：ラオス総合指数は前日比変わらずの1083.92」 詳細はこちらをどうぞ。

02. 週間☆アクセス数上位ランキング！
（2011年7月4日～2011年7月10日）

このコーナーでは、前週のベトナム株情報（www.viet-kabu.com）の
アクセス数の多かった記事を紹介いたします。

1 位 ・特集・

商業銀行のドル建て預金金利が上限金利を上回る
[2011/07/06 12:25 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/finance/110706121108.html

現在、個人向けのドル建て上限預金金利は
2％と定められているが、商業銀行はドル建て預金金利を
引き上げることでドルの資金調達を強化している。
6日付DVTが報じた。

ホーチミン市のある商業銀行が提示しているドル建て
預金金利（預金額1万5000ドル(約121万円)以上の場合）は、
▽1か月物：5％、▽3か月物：5％以上。

現在、ドル建て預金金利は2％～5％、ドル建て貸付金利は
6％～8％で推移している。ドル建て貸付金利は
20％近くで推移するドン建て貸付金利に比べて
大きく下回っているため、企業がドルの借り入れを強めている。

また、商業銀行は提示価格を上回る価格でドルを
買い取っている。ベトナム国家銀行（中央銀行）は
商業銀行の買取価格を上回る価格でドルの買取を実施し、
2011年4月から現在までに30億ドル(約2424億円)のドルを買い取った。

ドル建ての借入需要が高まっており、中央銀行もドルの買い取りを
進めていることから、ドル建て資金調達の商業銀行間競争が激しくなっている。

カンボジア、5月のインフレ率は6.5％
[2011/07/07 13:22 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/cambodia/110707122541.html

カンボジア統計機関(NIS)によると、同国の5月のインフレ率は
前月の5.1％から6.5％へと上昇した。
原油先物価格（期近物）上昇の影響が
CPIの上昇圧力の一因となっている。6日付ベトストックが報じた。

前年同月比と比較して最も上昇した品目は、
▽ガソリン・石油(＋15％)、▽野菜(＋12％)、
▽各種肉(＋12％、うち、豚肉＋15％、牛肉9％、
鶏肉＋8％)、▽海産品(＋11％)、▽動植物性油(＋10％)、
▽ノンアルコール飲料(＋8％)。7月5日のカンボジアのガソリン価格は
1リットル1.32ドルだった。

これに先立ち国際通貨基金(IMF)、世界銀行(WB)、
アジア開発銀行（ADB）は2011年のカンボジアのインフレ率は
6.5％、5％、5.5％となるとの予測を発表した。

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03. 噂のうわさ話

※くれぐれもお取り扱いにご注意ください！！
現地投資家は何を考え、何に基づいて投資をするのか？
いろいろと推察しながら、しかし、あくまでも「噂として」お楽しみください。

※こちらの記事はグローバルリンクアドバイザーズ株式会社が、
毎週有料会員向けに配信しているメールマガジン「ベトナム株通信」の
過去記事をご提供いただいたものから「ベトナム株情報」が独自に選んだ、
おもしろい噂を組み合わせて掲載しています。

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ベトナム現地投資家のうわさ話・SC5（第5建設）の巻！
(2011年7月12日発行ベトナム株通信第1408号)
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■SC5（第5建設）■↑

2011年業績計画
・売上高：1兆2800億ドン（約51億円）
・税引後利益：315億ドン（約1億2400万円）
・配当：額面比20％

上半期業績
・売上高：6980億ドン（約27億3700万円、年間計画達成率：54.5％）
・税引前利益：182億ドン（約7100万円、同43.3％）

2011年の売上高構成として建設事業による売上高が
圧倒的な割合を占め、2010年から繰り越された既存契約と
新規契約によって充分に2011年の売上高を確保出来る見通し。
不動産事業において引き続き、ミードゥック案件と
ミーアン案件による売上高を計上する予定。

直近4四半期の株価収益率（PER)と株価純資産倍率（PBR)は
それぞれ6.5倍と0.76倍、利益計画に基づくPERは7.28倍となっている。

同社は複数の好立地の土地を保有しているものの、
敷地面積が小さく長期的な不動産開発計画を
実施していくにあたっては充分な土地を
確保出来ていないため、不動産事業を
発展させていくために土地の取得に尽力しなければならない。

不動産市場が長期間に亘り低迷を続けている現在は
土地を取得するためのまたとないチャンスであるが、
問題なのは同社が財務的にそれほど余裕があるとは
言えない点にある。

04.サイゴン・街角風景

毎週、ベトナムのほのぼの写真をお届けいたします。
今週は「 Trai Dau Tay （いちご）」です。

「うふふー。アナタ好きでしょ、お食べなさい」
と頂いたベトナム産の苺。

ベトナムでも苺が獲れるんですよ。驚きました？
生産地はダラットという1年を通して涼しい高原地帯。
ここは良質な野菜が獲れることでも有名です。

でもこの苺、ごつごつして固いのなんの、酸っぱいのなんのって。
日本の苺が「ジュワッ」だとすれば
ベトナムの苺は「ボリッ」と言う感じ。

試しにそのまま食べてみましたが、
甘さの一切ない強烈な酸っぱさで、そのままはとても無理。
それに、苺ときたらやっぱり苺ミルクでしょ。

早速苺を潰して・・ハイ、出来上がり。

（photo by ongbatman）

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今回は、ここまでです。

最後まで、お読みいただきましてありがとうございます。
今後とも、「ベトナム株情報」をよろしくお願いいたします。

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